経営戦略

Management strategy

当社は、2024~2026年の経営戦略として『損害車周辺事業の拡大』、『海外事業の推進』、『コーポレートブランドの強化』の3点を掲げています。

1. 損害車周辺事業の拡大

現在、当社の損害車事業のマーケットシェアは35%。2026年度には40%を実現するため、損害車およびその他周辺事業の強化を図るべく、下記プログラムを実行してまいります。

(1)鈑金・整備工場・小売店舗の拡大

メジャーマーケットを中心に鈑金・整備工場、小売店舗の展開を進めるとともに、修理委託ネットワークの拡充を図ることで、損害車事業全体の収益率向上を実現します。

(2)スーパーカーテンダーの開発

買取・鈑金修理・中古車販売を展開するカーテンダー事業。そこに新たに自動車解体の機能をもたせ、パーツ生産や資源化したマテリアル販売を行う複合施設「スーパーカーテンダー」を開発しました。クルマに関するあらゆるサービスをワンストップで提供し、循環型ビジネスの拡大を実現します。

(3)リサイクルタウンの開発

クルマに限らずあらゆるモノや資源を適切に循環させる、リサイクルタウンの開発を進めていきます。自治体や地元企業と連携し、その地域で発生するあらゆる不用品のリユース・リサイクルに取り組むことで、地域活性化と環境課題の解決を目指します。

2. 海外事業の推進

当社は、グローバル市場における損害車ビジネスの水平展開と、高品質な日本製のタイヤ・オイルをはじめとする自動車関連商材の販売拡大のため、海外事業の強化を図るべく下記プログラムを実行してまいります。

(1)トレーディング事業の拡大

既存商品の販路拡大に加え、「Produced by Japan」を謳った新商品の開発、EC等の新たな販売手法を導入します。商品ラインナップと価格帯の拡充を図り、販売拡大を実現します。

(2)フィリピン・マレーシアにおける損害車ビジネスの拡大

当社が拠点を構えるフィリピンおよびマレーシアは、東南アジアの中でも高いGDP成長率を誇ります。損害車ビジネスのグローバル展開を加速させることにより、諸外国における自動車産業発展への寄与を目指します。

3.コーポレートブランドの強化

当社は損害車にとどまらず、社会課題の解決を目指す企業として、「社会・環境・人材」を軸にコーポレートブランドの強化を図っています。優れた社風を築き上げ、企業としての透明性、信頼性を社内外のステークホルダーに評価していただくための活動を実行してまいります。

(1)外部評価の獲得

直近2年間で、国内では「クルマ・社会・パートナーシップ大賞(SDGs貢献賞)」受賞、「健康経営優良法人」認定を取得。海外においては「Asia Responsible Enterprise Award」にて2部門を受賞しました。企業表彰や認証取得を通じて国内外の機関からの評価を獲得することで、企業価値の向上を目指します。

(2)自治体連携の推進

災害時における被災者への経済的・精神的な支援を目的に、自治体との災害協定締結を進めています。さらに災害発生時だけでなく、自治体が抱える「不用品の回収やリサイクル」といった課題やニーズにも、当社が培ったリソースを活用することで、サステナブルな社会の実現を目指します。

(3)CSR活動の推進

当社の主なCSR活動をご紹介します。

① 給付型奨学金制度「タウ・スカラシップ」
経済的な事由により夢の実現が困難な若者の支援を目指し活動しています。さらに、当社が主催する社員表彰式やイベントなどへの出演機会を提供することで、彼らの活躍の場を広げ、社員との交流促進も図っています。
② 障がい者支援「パラリンアート」

多くの障がい者の方々が抱える「社会参加への理解の少なさ」や「経済的な不安」といった課題解決を目的に、「タウ・パラリンアートコンテスト」を開催しています。一部の自動車販売会社よりご協賛いただき、業界一丸となって取り組んでいます。

③ 外出支援ボランティア「願いのくるま」

余命僅かな方が最後に行きたいと願う場所へ無料でお連れするボランティア活動を推進。終末期にいる方々のクオリティ・オブ・ライフ向上への寄与、そして社員が活動に関わることで、心の豊かさやボランタリー精神を醸成することを目的に活動しています。

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