エートス協同組合、第 1 回通常総会を開催 地球規模の循環型社会を目指し 17 社の加盟企業が参加

プレスリリース

エートス協同組合(拠点:埼玉県さいたま市、理事長:宮本明岳(株式会社タウ 代表取締役社長))は8月22日に、第 1 回目となる通常総会を開催いたしましたのでお知らせいたします。

集合写真 
総会の様子

代表理事を務める株式会社タウの本社にて開催された第 1 回通常総会には、加盟企業 22 社中 17 社 21 名が出席し、令和 4 年度事業報告・決算、令和 5 年度事業計画・予算などの8議案全てが賛成多数で可決されました。
開会にあたり、宮本理事長は「昨今問題となっている 3 つの社会課題(①異常気象による風水害、②地球温暖化による環境破壊、③自動車業界の深刻な人材不足)に貢献すべくエートス協同組合を設立した。志を同じくして加入した組合員同士、相互扶助の精神で共により良い組合へと成長させたい」と述べました。

■活動概要
3 つの社会課題(①異常気象による風水害、②地球温暖化による環境破壊、③自動車業界の深刻な人材不足)に対する当組合の取り組みは下記の通りです。

① 異常気象による風水害
豪雨や台風等の自然災害では、車が水没、また走行時に運転不能になる等の被害が発生します。道路上に不動車が残ってしまうことにより、緊急車両や救援物資車両等の通行の妨げとなることが懸念されます。当組合では事前に自治体と災害協定を結び、有事の際に車両のレッカー移動による道路啓開作業による早期復興に向けた支援を実施いたします。また、車の修理・買取・廃車・無料の代車提供など、被災者の経済的、心理的負担の軽減に寄与するサービスを提供いたします。

② 地球温暖化による環境破壊
復興活動の中では、被災車両の処分についても課題に上がります。当組合には、損害車の買取販売業、リサイクル業、陸送業などを基幹事業とする加盟企業が集っており、「現状販売」「修復販売」「パーツ販売」「素材販売」に分類、状態を問わず車の価値を最大化が可能です。適切な処理と情報開示により、環境に配慮した資源の循環を行います。

③ 自動車業界の深刻な人材不足
昨今の少子高齢化に伴う生産年齢人口比率の低下に加え、自動車整備業界では従事する若者の減少による人手不足が深刻で、採用難易度は一般事務職と比べ 3 倍以上と言われています。当組合では、外国人技能実習生監理団体として組合企業を通じ外国人技能実習生の受入れを行い、業界の労働不足解消、活性化に貢献いたします。
また将来母国で技術を活かしたいと考える外国籍人材も多くいらっしゃるため、当組合では日本の優れた技術や知識を惜しみなく提供し、母国で活躍してもらうことで新興国のモータリゼーション発展に寄与してまいります。

■令和 4 年度活動実績
理事企業 5 社のみであった加盟企業数は現在では 22 社まで拡大し、発災時の迅速な復興支援に貢献することを目的とした自治体との災害協定は 4 自治体との締結に至りました。災害協定を締結した自治体からは「過去の水害では被災車両の立ち往生が多くあった。スムーズな復旧作業に期待したい」といった声が上がりました。
また今年 6 月に登録支援機関、8 月に監理団体の認可を受け外国人技能実習生受入事業の基盤が整いました。

■エートス協同組合の事業展望
災害協定をはじめとする自治体との連携を全国で水平展開し、発災時の早期復興に向けた支援体制をより強化してまいります。
また、外国人技能実習生受入事業においては、フィリピンのマリキナ工科大学と共同の自動車整備士を目指す技能実習生の訓練プログラムに基づき、今月よりマリキナ工科大学の専任講師が 2 名来日し、日本の整備工場で研修を実施しております。技能実習生の来月 4 月の受入企業入社を目指し、訓練プログラムを推進してまいります。

■エートス協同組合について
ゼロ・エミッションに取り組み、人々が暮らしやすい地球環境の創造に貢献することをミッションとし、その想いに賛同した自動車関連企業で構成された協同組合となります。「災害支援」「環境保全」「人材の循環」に関して各社のリソースを活用した活動を通じ、地球規模での循環型社会を目指します。

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